古い人間には懐かしく、若い人には新しい。令和に帰ってきたギャグアニメ【しかのこのこのここしたんたん】

アニメ

※アフィリエイト広告を利用しています

皆さん、『しかのこのこのここしたんたん』は既にご覧になりましたか?

すずやはXで話題になっていたので、第一話をネットフリックスで見てみました。

今回はその感想を書いてみたいと思います!

※この記事は筆者の主観・感想であり、作品及び他者の感想を否定するものではありません。

 また、記事内の「~が流行っている」というのは客観的な事実ではなく、筆者の個人的な体感にしかすぎませんのでご了承ください。

ギャグ漫画が帰ってきた!!

一番最初の感想は、

久しぶりにボケ倒すギャグ漫画が出てきたな!

というものでした。

主人公をツッコミとし、周囲のボケを突っ込みまくるというギャグ漫画が伝統としてあるのですが、最近は有名なものがあまり出てきてなかったように思います。

鹿の子がボケ倒すところを見て、「あ~、この感じこの感じ。ちょっと懐かしいわ~」と感じました。

テイストはちょっと異なりますが、『荒川アンダーザブリッジ』を思い出しました(懐かしっ)笑。

あらゆるパロディがちょっとずつ入って来る

第一話を見る限り色々な漫画の「お約束」「お家芸」的なものをちょっとずつ、時には角度を変えながら入れてくるのがニクい感じです。

・素(元ヤン)を隠して優等生を演じる少女(少女漫画パロ)

・「処女」という恥ずかしい事実を白状させられる(少年漫画によくあるやつ)

・「鹿」という意味不明なキャラクター(常識の枠を飛び越えた設定)

・異常なキャラクターと異質な出会いをし、理不尽に絡まれる(不憫な主人公)

・あっさり「鹿」を受け入れる周囲(ひとりツッコミ)

・角を食べさせようとする(自分の一部を食事に供する。アンパンマン等)

ちなみに次回は鹿の子に嫉妬する女子が現れそうなので、

・主人公を中心にわちゃわちゃする女子(主人公のハーレム)

というのが現在のところ観測されています。

尚、第一話は少女漫画の「登校時に王子様と運命の出会い」「隣の空いている席に転校生が座る」というテンプレートの展開についてしっかり揶揄(やゆ)してくれているので、かなりパロディに対する能力が高い作者さんだな~という印象を受けました。

主人公が女子かつ絵柄がかわいい

主人公が女子に取り合われるものだと、大体の主人公は男性になるのですが、『しかのこ~』は主人公が女子なのが面白いなと。

「かわいい女子同士が楽しくわちゃわちゃやりとりしているのが見たい」という近年の?ニーズが反映されつつも、不思議生命体(笑)鹿の子のこを中心にお約束をこれでもか!と繰り出してくるのが非常に興味深かったです。

しかも、現実世界の鹿はオスのみが角があるので、鹿の子のこに角があるというのでXがざわざわしていましたね。

ちなみにどうでもいいですが、鹿の角を食べさせようとしているところでは、「完全漢方じゃん・・」と思ったすずやでした。

ギャグ漫画における斬新な設定の数々

一定以上の年齢の人間にとっては、斬新な設定のギャグ漫画は結構おなじみです。

「頭部がメダカの先生」(『めだかの先生』)がいる漫画があったり、「金星人を名乗るヒロイン」(『荒川アンダーザブリッジ』)が出てきたり、「ヒロインは地球侵略にやってきた鬼形宇宙人」(『うる星やつら』)だったりするので、これもまた昔懐かしい感じでした。

古い人間には懐かしく、若い人には新しく、というのが『しかのこ~』では?と思った次第です。

平和な漫画に対するニーズ

ちなみにすずやのもう一個の大きな感想としては、「みんな疲れてんな~」というものでした。

最近すごく流行った漫画は『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『進撃の巨人』など、泣くわ叫ぶわ最初に出てきた主要キャラクターの半分は死ぬわ、みたいな作品が多かった印象です。

もちろんどの作品も面白く素晴らしいのですが、「・・そろそろ平和でくだらないやつが読みたい」という読者層がいるのではないかな?と勝手に思っております。

かくいうすずやも、アニメ見ながらしみじみ『平和や・・』と思っておりました。

漫画のタイプも流行があると言いますし、ギャグ漫画のターンが来るのかもしれませんね。

終わりに

さて、いかがでしたでしょうか。

残念ながらすずやはボケ倒すギャグ漫画があまり面白いと感じないので、続編は期待せずにお待ちいただけると幸いです。

それでは、本日はこれにて。

コメント

タイトルとURLをコピーしました