マトリックス4(マトリックスレザレクション)観に行った話。

映画

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さて、いよいよ年末ですね!

みなさんいかがお過ごしですか?

今回はマトリックス4(マトリックスレザレクション)を見に行ってきたので、その感想をレポートします。

見に行くかどうか迷っている!という人がいましたら、参考にしてください。

ネタバレ含みます!

あらすじ

ネオはマトリックスに捕らえられ、マトリックスの世界が現実だと認識している。

その世界では、ネオは「マトリックス」というゲームを作製し、世界的に有名になっていた。

ゲーム「マトリックス」のシナリオは、マトリックス前3部作の内容そのものである。

会社はビジネスパートナーであるスミスが経営を担当しており、彼の生活は一見順調に見える。

しかし、彼は自分が作ったゲーム「マトリックス」をたびたび本物の現実のように感じてしまい、精神的なバランスを崩していた。

ある日ネオはモーフィアスと名乗る男と遭遇そうぐうし、この世界が仮想現実でマトリックスに関する記憶こそが正しいと告げられるが、受け入れられず混乱する。

しかし、再度迎えに来たバックスという女性に説得され、自分の今の現実を捨て、真実を受け入れる覚悟を決める。

機械の都市で再び目覚めたネオ。隣のポッド(人間を眠らせるための装置)では愛する恋人、トリニティの姿がある。

ネオはバックス達に救出されるが、トリニティはいまだ目覚めないまま。

ネオは恋人を救うことができるのか…⁉

という感じです。

全体的な感想

…可もなく不可もなくって感じでした。

特別面白くはないけれども、まったく見る価値ないというほどひどくはない。

ただ、映画館までわざわざ行く必要はないかもしれません。

あまり面白く感じない理由は? 1個人的な好み

恋人のために危険を冒して救う話が、そもそもあまり好きではないです。

「人類救済」という大義は前作までで既に実現済みで、「恋人のため」の行動・戦闘色が強いです。

「ネオとトリニティがいると爆発的な何かが起きる」と劇中で言われているように、最終的には二人とも完全に覚醒し、眠れる人々を起こす(人類を開放する)という行動につながります。

残念ながら、そこを明確に示されないまま進むので、人類解放の色がうすいまま恋人の救出劇ばかりがクローズアップされているように感じました。

トリニティを助け出したら他の人も助かる!とか、人類が住んでいる都市の危機を防ぐことができる!とか、もっと目的を重ねてもらいたかったのですが、おそらくテーマではないため重要視されなかったのでは、と推察します。

愛の力ですべてを解決する映画が好きではない方にはおすすめしません。

ネットフリックスかアマゾンプライムで見ましょう!

あまり面白く感じない理由は? 2ネオの強さがなくなっている

数十年後の年を重ねたネオにとっては、マトリックスで自由自在に動いていた過去のころから見ると大分差があります。

老いは人間らしさの一つですが、映画マトリックスの一つの長所である華麗なアクションが、ネオがからむとやや出力不足になる感はいなめません。

他の登場人物はほぼ総入そういれ替えで若い人がやっているので、その差がはっきり見えます。

もしかしたらそこまで込みでキャスティングしているのかな?とも思います。

あまり面白く感じない理由は? 3 二代目モーフィアスの陳腐化

モーフィアスは前作までとは違う俳優さんが務めています。

派手なスーツを着たよくしゃべるキャラクターです。

前のモーフィアスはミステリアス、信念が固い、貫禄がある、リーダーシップ、などのカリスマ性のあるキャラクターでした。

前作とは逆方向の人物像を出したかったのかもしれませんが、逆方向に打ちだしたらアメリカ映画によくいるタイプになってしまってむしろ特徴がありませんでした。

そして出番も少ないです。別にモーフィアスを登場させる必要性はありません。

どうせだったらエディ・マーフィにでも任せてマシンガントークでもさせたら、インパクトがあっていいのに〜と思ったくらいです。

全く別の機械のプログラムとして、個性のある人物像を打ち出す方が良かったのではと感じました。

ザイオンはどうなったのか

今回出て来るのはザイオンではなく「アイオ」という都市です。

この都市はネオ亡き後、人類に協力的な機械が現れたため、彼らの力を借りて以前より豊かになっています。

明言されてはいませんが、ザイオンはマトリックスの新たな強敵アナリスト(今回ネオを捕まえていたのも彼)に滅ぼされたようです。

また、モーフィアスはネオが救世主だと信じていたため、ザイオンに残り運命を共にしたようです。

アイオは前作に登場したナイオビが何十年と将軍として率いており、今も彼女が治めています。

今回の良かったところ

いつもの通り本筋とは違う部分で胸を打たれました。

年老いたナイオビが船長たちを集め、危険な任務の志願者を募る場面がよかったです。

バックスが名乗り出て、他にあと2名が必要。

この時点でナイオビはまだ任務の内容を告げていません。

「あと2名必要だが…」とナイオビ言いかけた瞬間、バックス以外の全船長が名乗り出ます。

ナイオビ「危険な任務だ。まだ内容も告げていないが…?」

と驚くナイオビ。

船長の一人シェパードがナイオビに告げます。

「任務の内容は知りませんが、我々はあなたを知っています」

と。

長い年月、重い責任を果たしてきただろうナイオビに対する信頼感が本当に感じられて、感動しました!

映画館でこっそり泣いていたのは私です!

今回のテーマはなんだったのか?

今回のテーマは何だったんだろうと考えました。

あえて言うなら、「真実を生きることによって、新たなチャンスや希望が得られる」ということかなと。

ネオもトリニティもマトリックスに捕らえられ、長く居続けたせいで、マトリックスが虚構だと受け入れることに苦しみを感じています。

しかし最終的に真実を受け入れたことで、トリニティが言ったように「二度目の人生を生きるチャンス」を得ることができました。

必ずしも目覚めることが良い!と勧めて来る映画ではありませんが、やや遠回しに目覚めることの可能性を説いているという感じです。

終わりに

さて、本日はこんなところです。

興味があったら映画館まで行ってください!

個人的にはDVD化を待っても全然良いと思います。

もし、人間が現実から目をそらし続けるとどうなるのかということが知りたければ、絶好の小説があるのでリンク先をご覧ください↓

『春にして君を離れ』

それでは、本日はこれにて!

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