皆さん、このさむーい冬の中いかがお過ごしでしょうか。
すずやは先日生まれて初めて40度越えの高熱を出し、現在も風邪気味でございます(-_-;)
本日は、「めちゃコミック」でようやく『【推しの子】』が最終話まで配信されたので、その感想を書きたいと思います!
今回読んだ範囲
ちなみに今回読んだ範囲は、第152話『インタビュー』から最終話までで、+その後の読み切りまでを読んでいます。
今回の方針
今回ももはや考察ではなく感想オンリーとなります。
ほぼ100%個人の主観によるものになりますので、ご了承ください。
また、ネタバレします。
アクアが死んだ・・
正直、なんだかんだのハッピーエンドで「ハッピーエンドかぁ」っていいながらおめでとうー!ってい祝福する心づもりでいたので、アクアが死んだことに呆気に取られていました。
すずやはアクア×有馬かな推しだったので、二人のラブラブしてるところが見たかった・・
ルビーが全て持って行った
復讐が終わったらルビーが神様に回収されると思っていたので、ルビーがスターダムを駆け上がっていったのがかなり意外でした。
実はルビーをほぼ脇役扱いしていたので、ここで謝罪しておきたいと思います!
ルビーさんすみませんでした!
謝罪二つ目
あと前回ニノにアイを殺した話をどうやってしたんだよー、とか絡んでしまってすみませんでした(-_-;)
今回ちゃんと描かれていた・・というか、ガッツリ本編でした。
ただし、本当に話をするだけで教唆できるのかなぁ?って個人的に思っております。
「やっときました」とは言わない女
誰の事かというと、黒川あかねのことです。
すずやのブログを読んでいる方はご承知の通りですが、黒川あかねは「言ってくれたらやるのに」といつも言っていますが、「やっといたね☆」とは言わない女です。
「二人のために」はありでも「彼のために」自分が苦しむことはしないんだな、ここは最後まで変わりませんでした。
レギュレーションの不思議
すずやは以前からこの作品で不思議だなーと思っていることがあります。
それは、16歳で妊娠して母親が殺されて、恋愛リアリティーショーや小児性愛やルッキズムなど現実的な問題に切り込みまくる割には、この作者さんが「善」なるものを信じているところです。
例えば、リアリティーショーでは、番組スタッフが持っている映像を素直にくれるとか。
普通は「大人が子供を守るもの」と言っても、子どもより自分を守る大人も大勢いるのが世の中なので、この辺の「善意」の存在が違和感あるなと思ってました。
あと、鏑木Pがアイへの贖罪の企画のために企画を通したりとか、姫川愛梨が本当にカミキヒカルを愛しているとか、不要な善意や悲惨さの調整がちらちら見えるんですよね。
むしろそっちが本題だったらしい
ラストの方の一人ひとりが頑張れば誰かを照らせる星になるよー☆(意訳)を読んで、
この作品の中でちょくちょく顔を出す「善」への信頼みたいなものがあったのは、そもそもこっちの話がメインだったからなんですね?ってなりました(笑)
考察とか感想を書くなかで、すずやはこの作者さんはサイコパ・・げほげほ、大分クールな方だと思ってて、
『ハリーポッター』のJ. K. ローリング氏はとあるキャラクターが死んだ場面を書いたとき、台所に駆け込んで号泣したそうですが、この作者さんは多分そういうことはないタイプかなーと。
ちょいちょい善人が顔を出すのがなおさら不思議だったんですが、そういうことかと納得しました。
才能の不均衡
実は今回最終回についてネット上の意見を見てみたのですが、批判的な内容もいくつか見ました。
で、すずやなりに考えてみましたが、
「この作品の作者はドラマ作りの才能がありすぎるほどあるけど、普遍的なキレイごとを伝えるための才能は普通である」
という結論になりました。
アイドルや推し活というキャッチ―な題材、リアリティーショーや2.5次元などの最新の問題をぶっこみまくった上、序盤で主要キャラクターが悲劇的な死を迎え、素晴らしくドラマ性のある復讐劇が幕を上げてしまったので、
この流れがメイン!と思って読んだ層がめっちゃ多かったのではないでしょうか。
ヤングジャンプを読んでいる層向けに作り始めたのに、
「双子が復讐でー、なんやかんやあってー、兄が代わりに死んじゃってー、妹がその分も強く生きる。そしてその分周りの人を元気にする!」
みたいな大筋で考えたときに、その「なんやかや」の部分が面白すぎたんやろ・・と思っております。
復讐やサスペンス的な内容だけではなく、芸能界の内容も詳細で厚みがあり、幅広い読者にも読み応えのある内容だったと思います。
が、結果的にメインで考えていた層より年齢が上の層も大分乗っかってしまった上に、復讐劇だと思って皆読んでるので、「私たちみんな輝ける!」みたいな大切だけど普通のよくあるキレイな話の結論には納得いかない人が出て来ちゃったんじゃないかなーと。
個人的な好みとしては、R+15などのレーティングでバリッバリの復讐劇を観たかったのですが、こればっかりは作者さんの創作が全てなのでただの与太話と思って聞き流してください(笑)
つづくよ!
本日は長くなりそうなので、いったんここで切ります!
まだ感想が見たいぜ!という方は、つづきをご覧ください。
それでは、本日はこれにて。
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