ピッコマで途中まで読んで面白かったコミック2選！

皆さん、コミックはWEB派ですか？紙派ですか？

すずやは大体紙派なのですが、お金のかからない娯楽としてときどきWＥＢのコミックを読んだりしています。

現在読んでいて面白かったなーという作品が２つあるので、今日はそちらのご紹介です。

「ピッコマ」の制度についてご紹介

ピッコマは「コミックシーモア」や「めちゃコミ」のような、WEBでお金を支払ってスマホなどで電子版を読むことができるサービスです。

ポイントをクレジットカードやキャリア払いなどで購入し、そのポイントを使ってコミックを購入します。

大体のWEBコミックサービスと同様に、無料で読める範囲があり、ピッコマの場合は「WEB待てば¥0」です。

これは24時間ごとに1話無料で読めるという内容で、それより早く読む場合はポイントを購入する必要があります。また、一定のところ以降は料金を支払って読むようになっているものもあります。

『ガチ恋粘着獣 ～ネット配信者の彼女になりたくて～』

すごいタイトルですが、だいぶ前から気になっていた作品です。

ガチ恋粘着獣 ～ネット配信者の彼女になりたくて～（1） （ゼノンコミックス タタン） [ 星来 ] 価格：660円（税込、送料無料) (2022/6/21時点) 楽天で購入

あらすじとしては、

『コズミック』は登録者100万人を超える人気Youtubeチャンネル。ギンガ、コスモ、スバルという若い男性3人で活動しているが、人気のあまりファンの枠を超えて本気の恋（ガチ恋）をする視聴者がいる。彼女たちは恋するあまりにストーカーまがいの行動に出てしまい・・・？

という今のご時世にピッタリの内容です。

スバル、コスモ、ギンガの順番でオムニバス形式でたどる内容となっています。

感想と見どころ。

タイトルには「粘着」とありますが、むしろ配信者に対する熱量がすごいな、というのが素朴な感想です。

普通の恋愛ではありえない、好きな推しに対するオタク的熱狂や崇拝の感情の上に、本気の恋愛感情が乗っかって女性陣が突っ走るので、ヤバイ一線を軽々超えて来るのが印象的です。

とはいえ、最初のスバル編はスバルがクズかつカスなので、彼女たちのスイッチを押したのはスバルです。ある意味正しく痴情のもつれ。彼の場合は自業自得。

現在コスモ編はいよいよクライマックス！というところを読んでいます。

こちらはスバル編よりもやや複雑で、琴乃というヒロインが「正しいファンでいたい」と「恋人になりたい（他の人間はできれば排除したいというかしてしまった）」という気持ちで葛藤し、コスモはコスモで「配信してるだけなのにガチ恋されるのは気持ち悪い」が、「琴乃のことは気になっている」というなんともアンビバレンツな様相を呈しているのが興味深いです。

上記のマーカー部分の内容を見て興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

1日1話しか読めませんが、途中までは無料なので、面白くなかったらお金を払う心配もありません。

発売元のゼノン編集部Zさんでは第１話から３話まで無料で読めるので、確認してみてもいいかもしれません。

リンク:https://comic-zenon.com/episode/10834108156770278846

そのほか、単行本も出ているので、紙媒体派の方はAmazonなり楽天なりネットカフェなりでどうぞ！

あなたの心がわかるように

これはイチオシです。もう「早く幸せにしてやってくれ！」って言いたくなる話です。

架空のファンタジー（ヨーロッパ系）のお話で、あらすじとしては、

ラクラウンド王国の王女ヴァイオレットは王室の借金のために、国内有数の富豪であるブルーミング卿ウィンターと政略結婚する。ウィンターは異国人の血を引いており、貴族として認められるには王女であるヴァイオレットと結婚する必要があった。

しかしヴァイオレットの兄であるアッシュは、王室の借金がなくなった途端に王室の解体を宣言し、ウィンターは爵位を得られず、渡した金も戻ってこない。

政略結婚に費やした費用、彼に対する仕打ちから、結婚したものの周囲から虐げられるヴァイオレット。絶望のあまり自殺を図るが、その度に夫であるブルーミング卿と体が入れ替わり、少しずつ相手への理解が深まっていくが・・・？

という話です。

この作品の魅力は

ヴァイオレットが不幸すぎるのはもちろんですが、ウィンターもだいぶ不幸だし、二人の周囲の人間が悪辣（あくらつ）極まりなくてマジでぶっ飛ばしたくなります。

ヴァイオレットの兄のアッシュは自分のことしか考えておらず、ウィンターがヴァイオレットに与えた土地の小作料をかすめ取り、ウィンターの両親と結託してそのことをバレないように隠しています。

金のためなら妹をどんな目にも遭わせるだろうという自己中心的なサイコパスです。

ウィンターの両親も金のためなら何でもやる人間で、ウィンターにはいい顔をするものの、金づる程度にしか思っていません。なので、ウィンターは自分のことを金を稼ぐしか価値のない人間だと思っています。

そして、この両親はヴァイオレットとウィンターが少し歩み寄ってきたかな？と思うところで見事にぶち壊してきます。

ウィンターが入れ替わったおかげでヴァイオレットの体調不良に気づき、新しく入れ替えた主治医は、ウィンターの両親に金を積まれて厄介なことをやらかした（しかもその金はもちろんウィンターが稼いでいる！）というエピソードを見たときは、二人が不憫すぎて寝付けなくなりそうでした。

すずやとしては、不憫なヒロインを完全無欠なヒーローが救う、というお決まりの話ではないところが面白いです。

この作品を一言で説明するなら、清廉だが虐げられ絶望している元王女様と、有能だがまともな愛情を知らずに育ったヒーローが、騙されてどん底からスタートするところからいかに幸せになるのかを見守る作品です。

ハッピーエンドに一直線！という感じではなく、人物造形も単純な転生ものよりは深いので、そこが個人的には好きです。

ご興味持たれた方はぜひ、ピッコマに登録してご覧ください。

こちらも途中までは無料で読めます！

終わりに

いかがでしたでしょうか。

もっといろいろ読めたらいいんですけど、最近は新作をあまり読んでいないので、WEBから引っ張ってきました。

今日ご紹介した2作品はなかなか面白かったので、ご興味あれば読んでみてください。

それでは、本日はこれにて！