さて、先日の『SHOGUN』の感想の続きです。
良かった点の列挙からです!
良かった点4:キャストが全員うまい
主役の真田広之さんをはじめ、キャストで下手な人が一人もいないのが見てて本当に素晴らしいです。
この人へたくそだな、と思いながら見なくていい作品ってなんてストレスフリーなんでしょう。
主役の真田広之さんはもちろんのこと、アンナ・サワイさん、浅野忠信さん、西岡徳馬さん、コズモ・ジャーヴィスさん、トミー・バストウさん、名前が分からないけどポルトガル人の操舵士さん、日米問わず皆さん演技がよかったです。
良かった点5:エンタメとして非常に面白い
第一話~第二話はジョン(按針)が遭難し、未開の異国に流れ着き、自分の敵であるポルトガル宣教師と対立しながら自分の生存を図るという、極めてハリウッド的なストーリーがぐいぐい展開していきます。
それと同時に、吉井虎永のパートでは独特の緊張感があり、日本国内の敵に狙われ、ジョンの登場により国外の敵にも対処するという政治的な争いが発生しています。
利害が一致した二人が行動を共にすることで、第三話からの面白さが加速する!という気配が感じられるので、皆さんすずやと一緒に『SHOGUN』観ましょう(笑)
細かいところの感想:太閤は性格悪い
細かいところの感想を書いていきます。
Chapter2で、太閤が吉井虎永と会話するシーンがありますが、ここが印象深かったです。
「いずれ八重千代さまからいただきます」って、先を予見するようなセリフですよね。
しかも太閤は既に遺言状を用意しているのに、虎永にわざわざ「一人だけえらくしてやろうか」っていう訳ですよー、いや『SHOGUN』でも太閤は老獪な爺なんだな、と思ったすずやでした。
細かいところの感想2:二人の主君に仕えて(Servants of Two Masters)
第二話の英語のチャプタータイトルが
Servants
と複数になっているところも注目です。
つまり、「二人の主人に仕える者たち」って意味かな?と。
物語内で二人の主人を持っていると言及されているのは鞠子のみですが、他にもそういう人がいるという暗示です。
尚、このタイトルに近しい意味を使ったことわざが日本語にも英語にもあります。
・英語では、No man can serve two masters.(人は二人の主に使えることはできない)
・日本語では、「忠臣は二君(にくん)に仕えず」(忠臣は一度仕えた以上、主君をかえることをしない)(中国の故事)
日本語では「忠臣は」と限定されていて、微妙に意味が異なります。
二人の主君を持つ人間は誰なのか、考えながら観るのも一興です。
多分これだけでもう一本考察ブログが書けるくらいです。
・・・最終話まで見たらやろうかな?
ちょっとだけ気になったところ
すずやは歴史はさほど詳しくないので話半分に聞いてください。
出てくる鞠子のお化粧がちょっと気になります。
・・・あんなに濃ゆい眉毛描くの?
眉毛は眉墨があっただろうからともかくとして、伏し目になったとき付けまつげ2枚重ねて黒いマスカラ塗りまくったようなまつ毛になってたけど。
・・・あれ?
と思いました。
ストーリーが進行中は気になりませんが、あのメイクの仕方は現代アメリカのメイク寄りに感じます。
もちろん、異論反論は認めます!
どういうこと?と気になった方は、「アメリカ 女優」で検索して出てくる写真をバーっと見てもらえれば。
アンジェリーナ・ジョリーとか見ると分かりやすいです。
終わりに
すずやは「駆け引きなど無理。彼らの常識は不可解すぎる。本心など分からない」というChapter2のセリフがすごく好きです。
正直、すずやも名誉を重んじて一族郎党腹切ってた時代のことなんか分からないですし、感情を表に出さず耐え忍ぶのが美徳だった時代のこともよく分からないのです。
なので、『SHOGUN』でこれから、ジョン(按針)と共に日本を「再発見」していけるのがとても楽しみです。
興味ある方、みんなで『SHOGUN』を見ていきましょう!
尚、ディズニープラスへのお得な入会方法については別記事にてまとめたのでそちらをご覧ください。
それでは、本日はこれにて。
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